代表　竹中岩仁（たけなかいわひと）

どんな仕事をしていますか

会社が今どのような状況にあるのか、どこへ向かっているのかを指し示す役割が最も重要な仕事だと思っています。それ以外に、Bridal Soraのフォトグラファー、撮影研修、販促やIT管理など…なんでもやります。機械が好きだしコンピューターの調子が悪いとなるとすぐに呼ばれますし、手が器用で建築物やインテリアデザインが好きなのでスタジオ改修も加わります。まあ、世間で想像する「社長」というよりも用務員さんみたいな働き方です（笑）

プロのフォトグラファーを育てるミッション

元々はフリーランスのフォトグラファーだったのですが、帰国しこの仕事を始めるにあたりフリーランスフォトグラファーとして活動するのか、他者を雇ってチームとして仕事をするのか悩みました。それぞれにメリット・デメリットがあります。まずフリーランスは自由ですが、その分自転車操業になりがちで、自分の身体が動かなければお金を産みません。もちろん病気になっても休みは取れません。実際に足を怪我して破傷風の注射うってすぐに撮影に出たこともあります。一方、チームで仕事をするとなれば、フォトグラファーだけでなく、スタイリストや接客スタッフのクオリティを一定に保たなくてはいけません。

そしてプロのフォトグラファーを育てること。これが意外と難しいのです。プロとはいったい何なのか。そして良い写真や撮影とは何か。丁寧に掘り下げて共有していかなくてはいけません。そして、心構えを植え付けるのと同時に技術もセンスも磨いていく必要もある。そのために撮影の研修を行い、依頼があれば必ず追加でクリティークを行います。研修後は、みんな各自スタジオやロケで練習をし、技術を身につけていきます。

仕事でいちばん楽しいのは何ですか？

やっぱり撮影です。僕は経営者というよりは元々フォトグラファーなんです。自分の体力が続く限りは撮影を仕事の中心に置いていきたいと思っています。お客様と撮影を通して出会い、一生のお付き合いになる方々もいらっしゃいます。撮影もしたいけど「僕に会いに来たよ」と言って貰えるのは、ありがたいと感謝しています。

休日は何をして過ごしますか？

僕は趣味の多い人間だと思うのですが、夏の間は鮎釣り、冬はスノーボードをしています。性格上、「楽しくリフレッシュできれば結果はどちらでもよい」というよりは、趣味であっても結果を求めてしまう質なので、鮎釣りも毎回時間を区切って釣果を自分の中で競いますし、スノーボードもテック１という資格を取ろうと必死です。

座右の銘は？

実は２つありまして…。

「大切なものは目に見えない」

星の王子様に出てくるキツネの言葉です。フォトスタジオ の仕事というのは、写真撮影を提供していると思いがちですが、本質的には撮影の先にある「目に見えないもの」を思い出すきっかけを販売しています。何かの記念で撮影した家族写真が、時を経て何よりも変え難い宝物になったりします。その日、その時に集まっていた家族を想うきっかけを作っているわけです。

「遊ばざるもの働くべからず」

僕が師匠と思っているマーケッターの藤村正宏さんの言葉です。仕事だけしかしていないと人間視野が狭まりますね。人の気持ちが理解できたり、今どんなことに人が興味をもっているのか、そして何より遊ぶことを楽しめる心の余裕がなければ良い仕事はできないと思っています。いつも辛そうな苦しそうな顔をしているフォトグラファーなんかに撮影してもらいたくないですよね。僕は、仕事も遊びも100％でやっていたい。そのために筋トレも頑張っています。

「リビングに幸せを飾ろう」とは？

スタジオオレンジは、私がアメリカに住んでる時に感じた、「写真を飾るライフスタイル」を日本でも定着させたいと思って作ったもの。だからそれにふさわしいキャッチコピーとして「リビングに幸せを飾ろう」を提唱し、社内でも共有しています。詳しくはスタジオオレンジの想いを読んでみてください。