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毎年年末に行う研修「振袖撮影ブラッシュアップ」
今年も成人式当日に振袖の撮影が連続で入っています。撮影を式典の前にされるお客様には、撮影でお待たせしてお式に間に合わないことの無いように、細心の注意を払って時間通りに進行しています。そのために必要なのが、ご来店時の着崩れ直しから始まる一連の着物さばきのスピードです。
着物は直線に裁断された布を曲面の身体に纏うもの。そのため、撮影前には必ず着物のシワや折れ目を整える着物さばきが必要です。着物をより美しく魅せることもフォトグラファーの重要な仕事の1つです。
しなを作るとは?
着物姿の女性を撮影する際、大事なのは身体をねじること、すなわち科(しな)を作ることです。腰をひねる、首をひねる、手首を返す、足の向きに変化をつけるなど、普通に直立しているのとは全く違う身体の動きが必要です。この所作は日本舞踊にも通じるところがあると思いますが、今の20歳女性には1所作ごとに細かくポーズをお伝えしないといけません。身体をフォトグラファーが思う通りに動かしていただく、これが難しく、声のかけ方から1つ1つ研修・練習をしていきます。
スマホの動画機能でまずは研修を録画
以前はノートにメモを書き写したり、自分でイラストを描いたりして技術習得をしてきましたが、最近ではスマホでかんたんに録画ができ、聞き漏れもなくなり、とても効率よく学習ができるようになりました。技術を身につけるにあたり、研修を受けただけでは身に付かず、何度も何度も練習を重ねてやっと習得に至ります。その練習時に幾度も見返すことのできる動画は、何よりすぐれた学習ツールですね。
成人式当日…さて結果は?
成人式当日は、お客様をお待たせすることもなくしっかり撮影ができました。日頃の練習、ブラッシュアップがつつがなく進む本番へと結びつきます。来年もまた年末にはブラッシュアップ研修が行われ、お式当日はスムーズな撮影ができるよう頑張ります。